ヘブンズドラック

14/26
前へ
/184ページ
次へ
  「さて……」  流れで現場調査が出来なくなってしまった。  自分のミスで捜査が難航するとは。予想外だ。  ハッハッハッ! 「どうしよ……」  夜中にこっそり侵入……。したら、鈴仙に蜂の巣にされるな。  明日の朝にはまた鈴仙がいるだろうし。  いやもういいや。別方向から捜査しよう。 「…………!」  おっ。  何やら怒り狂った怒鳴り声が……。 「師匠! どういう事なんですか!」 「えっと、うどんげ。まずは落ち着いて……」 「これが落ち着いていられますか! あんなどこの馬の骨とも知れない奴に捜査を依頼して!」 「いや、それはね……」 「そんなに私が信用出来ませんか! 師匠!」  永琳に詰め寄って、鈴仙が涙ながらに怒鳴っている。  …………。  よし。見なかった事にしよう。    
/184ページ

最初のコメントを投稿しよう!

152人が本棚に入れています
本棚に追加