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「なんか、クマみたいだな…」 急にそんなことを言い出す彼に 頬を膨らませる。 「クマっていうより、タヌキかな…」 覚えたての化粧だけど、 そんなに似合ってないかな… こんな日だから 頑張ったのに。 膨らませた頬を叩いて戻して 彼に目を向けた。 でも彼の視線は こちらには向いてはいなくて ずっと遠いところ。 .
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