プロローグ

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電車に揺られる事40分、2つ目の駅を越えた頃には車内は千里高校の生徒が大半を占めていた。 それもそのはずだ、何せ次の定着駅の名前は千里高校前駅ってんだから。 バス停かよっ!てツッコミは受け付けない。実際俺もツッコんだ事あるしな。 元々千里高校がある千里町は文字通り何もない所だったらしい。 町の紹介でも「緑豊かです!」以外思いつかない場所だと聞いた。 俺も小学校の時、自由研究で郷土を調べていた時に写真を見て、 「凄く………田んぼです。」 と言った記憶がある。 そんなドがつく田舎だった千里町だが、ある日放浪癖がある富豪のじーさんがふらっと訪れて、 「そうだ、高校を作ろう。」 で出来たのが千里高校である。そのじーさんが校長になってな。 ついでに駅も作っちゃえ、的な感じで出来たのが千里高校前駅、って訳。 ソースは姉だから果てしなく胡散臭いが、実際に在るのだからしょうがない。 そんな簡単に高校とか作れるかっ!てツッコミも受け付けない。 それが小説クオリティ
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