プロローグ

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プロローグ

---幼なじみというものは良いものだ--- 俺の尊敬する哲学者ナントカカントカが残した格言である。 俺の読むラノベでも大体の幼なじみは主人公を朝から起こしに来たり、弁当を作ったり等、甲斐甲斐しく世話を焼いたりする。 ギャルゲーならメインヒロイン率No.1のジョブだ。 だが、俺は声を大にして言いたい。 ---ふざけんな馬鹿!話が違うじゃねーか!--- そうだ、まるで詐欺だ。 ---せめて目次に※ただし女の子且つ自分に好意を寄せている場合に限るって書いとけよ!--- 俺はその哲学者を尊敬するのを止めた。
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