弟の元カノ。

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そんな弱い彼女に僕は付け入る。 「おばあちゃんへの後ろめたい気持ちも傷つくかもしれない不安も、これからは考えなくていい。全て終わったんです。安心して愛されてください。」 黙っている彼女をまた抱き締めた。 そして今現在、僕の部屋の中には子猫がいる。 「ただいま。」 玄関で子猫を抱き上げると、さらに奥で僕を待っている彼女の瞼にキスをした。 「ただいま。」 「お、おかえり。」 これが、僕の腕を拒否することのできない彼女にすること。 僕はズルい。
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