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これはある村のはなし
そこに住む人々は不思議な力を持っていた。その力は神様から、ある役目のために授けられたものだと、人々は言った。
時は流れ、その力はどんどん弱くなっていった。それは役目を立派にやり終えたからだと人々は言った。
そこにある一人の男の子が産まれた。
その子はすくすくと育ち、ある日、旅に出たい、と言った。村人たちは反対する理由もないので、その子を温かく送り出した。
その子が旅に出たその夜、大きな噴火があった。
その村は、埋もれ、跡形もなく、消えてしまった・・・
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