第二夜
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駄目か、と私は落胆し溜め息を洩らす。どのような理由かは判らないが、少なくともノゾミと長田、この二人から話を訊くのは無理らしかった。 「そうですか…。残念です。今は、この村で過ごすしかないらしいですね」 「そうだな。なァに、何もない村だが、退屈はしないだろう」 「それは何故?」 「それも追々判るだろう。今は考えるな」 と、男はそう言ってまた笑った。
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