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食事中、相席になったのは僕とそう変わらないか、僕より少し年上に見える女の人たちだった。
今、流行りの山ガールというやつなのだろう。
もし自分が女で、山が本当に好きな人間だったら、山ガールとカテゴライズされるのは嫌だなと思ったりした。まぁ、こんな事を考えるのは偏屈な人間だけだろうが。
そんな女性陣をちらと瞥見しながらも、僕は頼んだ麺類をかきこみ、すぐに車に戻って身支度をした。
秋めく9月とはいえ、まだまだ夏の日差しを帯びた富士の中腹は暑かったが、それでも東京と比べれば風は水分を含み、ひやっとさせるものがあった。
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