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お昼休み。
石渡彩華に連れられ、学生食堂に来たアリスと詩織。
人気の日替わりランチの乗ったお盆を持ち、運良く空いた窓際の席に座る三人。
「あんな、血ぃ欲しいねん」
フラフラ現れたのは、黒髪に右から一本飛び出たアホ毛が特徴の関西弁を話す女子生徒です。
「血、血ですか?」
アリスと詩織はこの発言に驚きましたが、彩華は平然と食べ続けています。
「うちは天下無敵の吸血少女、南那珂川雛乃や」
雛乃の言葉にアリスと詩織は背筋が凍りました。
まさかまさかの吸血鬼が現れたのですから、当然の反応です。
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