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えーただいま私達は銀河鉄道のような乗り物にのって上空を移動しています。
「あーそこそこ、その家が孫の家だねぇ」
では、ここで止まりましょうか。
もしもし車掌さん、ここで降ろしてください。
「あいよー」
ゴツイ筋肉ムキムキの車掌さんが了解してくれたので、トメさんのお家の庭にでも降りましょうか
「ほら、はやく、はやくしないと孫娘が寝てしまうじゃないかい」
痛いですトメさん。
そんなに腕をひっぱらなくても私もすぐに降りますって。
「やだねー幽霊なのに飛べないのかい。全く階段上がって孫娘の部屋に行くだなんて風情がないねぇ」
飛んで二階の部屋に訪問の何が風情なのかはわかりませんが、とりあえず死後の世界の住民だろうとなんだろうと、人は空を飛べません。
「やだね、イケさんは現実主義で。もっとろまんちすとにならないと女の子にもてないよ」
いいえ私はイケメンなので、ロマンティストで無くてももてます。
大丈夫です。
今まで告白された事はありませんが、それはわたくしがイケメンすぎて高根の花になっているせいです。
「全くイケさんは冗談が好きだねー。あー、ほらほらここが孫娘の部屋さね」
これはこれは、扉だけ見ると・・・普通の部屋ですね。
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