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赤い戦士は連続斬りからワンテンポおき、針鼠の怪人の胸の左上にダガーナイフを突き刺した
「ぐはっ・・あ・・」
今この瞬間に自分の完全なる死を悟る
赤い戦士はそんなことを知ってか知らずか、腰に巻いた銀色の妙な機械のスイッチを押した
<Unleash power>
発音のいい男性のボイスがその機械から発せられた
「・・・・・」
針鼠の怪人の胸の左上に刺さっているダガーナイフが赤く強く光を放つ
「・・っ!」
赤い戦士は後へ振り返りながら、鼠の怪人の体を左上から右下へ勢いよくかっさばいた
「づあああああああああああああ!!!」
断末魔の悲鳴をあげ、針鼠の怪人は赤い戦士の背後で爆発
爆発の炎が赤い戦士の背中をより赤く照らしたのだった
「・・・・・」
赤い戦士のスラスターが音と光を出す
そして飛び上がり、真夜中の空へ溶けるように消えていった
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