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針鼠の怪人はチャラ男を掴み、自分の前方へと投げ飛ばした
「わっ!ぐはっ!」
チャラ男は砂利を敷き詰められた地面に叩きつけられる
これは痛い
「さて、頂くとするかな・・」
針鼠の怪人は倒れ悶えるチャラ男に近づき、手のひらをチャラ男に向けた
するとチャラ男の体から白い光が出始め、それは針鼠の怪人の手のひらに吸い込まれていく
「ぐっ、ぐあああ!!」
何をされてるのか、何故苦しいのか解らないままにチャラ男は悲痛な叫びをあげ始める
「ハハハハハハハハ!」
チャラ男から白い光を奪いながら高笑いをする針鼠の怪人
闇を突き抜ける一筋の赤い閃光
「がぐあぁ!!」
それは針鼠の怪人の背中に当たり、弾けた
同時に白い光の吸収も止まる
「っ!・・はぁぁ・・はぁぁ、ひぃやぁああぁああ!!」
チャラ男は長い間息を止めていたかのように深く呼吸をし、死にもの狂いで神社から逃げ去った
「あぁ~~・・誰だ!」
自分の邪魔をした者の姿を見る為、激怒しながら針鼠の怪人は背後へ振り返る
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