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しかし、俺がいた道路は人通りが少なくても
車の通りは決して少なくはなくて
そんな所で闇雲に走れば
ドンッ
「碧ぃぃぃぃぃぃい!!」
こうなることは、分かるはずだったのに
急に車道に飛び出した俺は、トラックに引かれていた
(魔方陣からは逃げられたけど、結局王道だよなこれ…)
霞む視界で最後に見たものは
「碧!!碧ぃ!!」
泣きながら俺に駆け寄ろうとする龍と
俺をあきらめ、龍を異世界へと吸い込もうとする魔方陣だった
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