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「り、龍君……?」
名前も知らない女が龍に話かける
「なに……?」
俺に話かけてるんじゃないのに、こえぇ…
「あ、ぅ」
うわーめっちゃびびってんじゃん
さすがに少し可哀想に思って
俺は龍を止めにかかる
「り、龍?速く帰ろう………?」
うつむいたまま目線を上げて言うと
なぜか一瞬で機嫌が直った龍が頷く
「うん、帰ろうか」
はあぁ…
良かった
機嫌が直って…
なぜか知らんが
龍は俺が上目遣いすると機嫌が直る
俺、女じゃないし
男だよ?
特別可愛い顔してるとも思えないんだけど……
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