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心中で碧に悶えながら
下校していると
突然碧が立ち止まって暗い顔でこちらを見た
「?どうしたの?」
「龍、俺は脇役失格だ…」
俺は前々から、碧が自分を脇役だ、と話しているのを知っている
脇役主人公が夢だということも知っている
碧のことは全て知りたい、理解したいと思っている
しかし、今の言葉の意味はわからない……
ちょっと悔しい
「え?今日の碧、どこも脇役失格の要素はなかったよ?」
うん、いつもどうり碧は脇役らしく
平々凡々な時間を過ごしただけだ
いつもとなんら変わりはなかった……
あ、
あった、いつもと違うところ
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