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だが、雷に怯えるよりもさらに驚愕の言葉に、ローは動けなくなった。 「私は……、ずっともう長い間、貴方に汚らわしい欲望を抱いているんです」 ガラガラガラ……と言う音と共に雷鳴が響く。 信じられない言葉は、頭が理解するのを拒んだ。 言われた意味がわからない。いや、わかっているが、わかりたくなかった。それは、恐ろしい感情。 「なん……だと?」 「あなたを抱きしめたい。いえ、それよりももっと……言えない事もしたいと私はずっと思っていました。邪な目でずっとあなたを見ていた。 この気持ちはどうやっても消えはしなかった」 ジャスティンの瞳は熱をはらみ、潤んでいるように見えた。 「あなたを、お慕いしております。私のロー様」 はっきりと告げられた瞬間、言いようのない恐怖が走った。 頭を殴られたかのようなショックで、気がつけば、部屋を飛び出していた。 「ロー様っ!!」 鋭いジャスティンの声が背中から聞こえたが、振り返ることなど出来ずにその場から去った……。
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