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「俺らドッペルゲンガーとか噂されてるらしいぜ」
昼休み、鹿野大輔は屋上で鹿野大輔と昼食を食べながら話題を振った。
「ドッペルゲンガーって同じ顔の人間が三人いるとかいうあれ?」
「七人じゃなかったっけ? 」
「七だっけ、なら七人全員に会ってみたいなぁ、あと二人いれば野球とか出来るのにね」
「バレーとかなら七人でいけるな、みんな同じ顔とか、めっちゃ面白いな」
そんな自分たちの噂を笑いながら話していた。
「でもさぁ、ドッペルゲンガーに会うと七日以内に死ぬとかなかったっけ? 」
その話題にしたのは神谷迅の方だった。
「ははは、んな迷信信じてるのか? 」
「ん~でも実際ドッペルゲンガーなら迷信が今存在してるよ、迷信の迷信なら本当になるかも....」
「裏の裏が表のように、嘘の嘘が本当であるように、迷信に迷信が重なれば....」.
「はは、心配し過ぎ、俺らの出会いってすげー運命的なんだぜ? 」
そう言って、弁当を食べ終わった鹿野は立ち上がり、屋上から遠くを見つめていた。
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