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To綾瀬未来
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未来に二日間メール出来なくてごめん。
でも凄い事があったんだ、僕と顔とか性格とか全部似てる人がいたんだ。
気もめちゃくちゃあって友達になれたよ。
他のみんなも仲良くしてくれるし思ってたより良い場所だよ。
ただ圏外になる所が多くてね.....
未来とはあんまり会えなくなるけど、電車ならすぐ会いに行けるから。
神谷迅はそう携帯に打ち込み送信した。
屋上は学校で唯一電波が立つ場所なのでこれを機に送る事にした。
「今の誰だぁ? 彼女か?」
テンションを上げた大輔が迅の首を絞めた。
「ち、違うよ、ただの仲の良い人だよ」
実際は男女交際をしている東京在住の大学生である。
迅とは一つ年が離れている。
東京に住んでいた時近所に住んでいたので知り合った。
「そうかぁ? お前にやけてたぜ? 電波が立つ場所教えてって言ったから連れて来てやったんだぜ? 親友に誰くらい教えてくれても良いんじゃねぇの?」
大輔の一方的ないじめにより迅はあっさりと告白してしまった。
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