序章

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夜月は、夜朱に内緒で山から降り… 人里にでむいていた… 夕方になりつつある空を見ながら、つぶやいた…「綺麗な夕陽だね…」 「夜月!!また、ここにいたの!?探したよ…」 と屋根づたいに走ってきた、灰色の小さな狼…神楽だ… 「な~んだ、見つかったか…」 よっこらせってと立ち上がり、パタパタと砂を払った 「皆が心配してるよ?行こうよ…」 困ったように眉を下げていた… 「やだよ、まだ、遊び足らないもん♪」 といつもの広場に走った… 「夜月!?…はぁ~、また、怒られる。」 走り去った夜月を追いかけて走っていった。 「ふっふふ…」 それを見ていた…小さな黒い狼 斗は、 笑っていた…
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