地雷リク

10/10
2192人が本棚に入れています
本棚に追加
/160ページ
木場のしっぽがぱたぱた。俺のしっぽがゆらゆら。 …まあ、じゃあいいのかな。 「木場はどんどんいい男になるね。さすがはシンのお兄ちゃんだね」 「違うって、シンは俺のライバル。朝陽盗られないよう、がんばってるんだよ」 何を言っているんだか。 「盗られるも何も、俺の恋人は木場だけだけどね」 「…! 朝陽大好きっ!」 むぎゅりと抱き締めてきた木場に、シンが不服そうな鳴き声をあげている。 ちょっと待っててね。今は俺も、木場にぎゅうってしたくなったから。 おわり
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!