くそダーリンと私

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「こうやって凛ちゃんと手を繋いで歩いてるだなんてなんか緊張するなあ」 「わ、私なんか心臓が止まってしまいそうだ」 「人工呼吸なら任せろ」 「う、うん」 「う、うんん?」 「別にかまわない」 「いや、嫌がってもらったほうが興奮する」 「行くなら病院か交番どっちがいい?」 「ナースもいいがミニスカポリスも捨てがたい」 「いやそういう話じゃなくて。私は人間の言葉以外話せないんだ許せ」 「見捨てられた!」 「そういえば、こないだのCD良かったぞ」 「またスルー!気持ち…え?CD?何それ」 「ほら、蒼が貸してくれたやつ。なかなかいいギターロックだった。他にないのか?」 「ああ、あれか。そう?凛ちゃんああいうの好きなんだ意外だね」 「そうか?パパ…じゃなくてお父さんがああいうのよく聞いていたんだ」 「ふうん。じゃあCD貸す代わりにパンツ見せてよ」 「またかよ!絶対いやだからな!」 「じゃあ貸さないよ?」 「絶対やだ!普通にレンタルショップ行く!」 「あのバンド、インディーズだから多分置いてないよ」 「うっ…そ、そんな」 「ほれほれ、いいじゃないかパンツの二枚三枚被らせるくらい」 「見せるだけじゃダメなのかよ!被りたいのかよ!これはもう私じゃ手を負えない」 「凛ちゃん凛ちゃん、これは恥ずかしがり屋をなくすための訓練でもあるんだよ?」 「絶対ちがうから!私は騙されないぞ!もう知らない!蒼のあほクズ変態、地球上の粗大ごみ!」 「あ待って凛ちゃん!」 「ついてくるなCDもいらん!」
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