くそダーリンと私

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「凛ちゃん謝るから待ってよ!」 「ついてくるな!変態あほスケベ!」 「凛ちゃん待って凛ちゃん待って!凛ちゃん!」 「うわ怖い怖い!追いかけてくるな!」 「凛ちゃん凛ちゃん!待って待って!」 「ちょっと本当に怖いから!止まるから!止まるから静まれ!」 「ふう、やっと止まってくれた。CD貸すから怒らないでぶたないで」 「もう怒ってないしぶたないから。でもなんかそれだと私が脅迫したみたいじゃないか」 「凛ちゃんに逃げられるなんて画ビョウを素足で踏みつけるくらい苦痛だよ」 「い、痛い話はやめろ!苦手なんだ」 「この間爪切ってたら切りすぎちゃってさあ」 「ひいいぃ!やめろぉ!」 「でも逃げ惑う凛ちゃんを追いかけ回すのも悪くないな」 「やっぱりさっきのは私が蒼に脅迫されてたよな!」 「走ってるうちに俺ん家着いちゃったよ」 「あ、本当だ。くだらないことばっかりで全然楽しくなかった」 「いじけるなよ。可愛いなもう!」 「わかったから近寄るな。さっさと家に入れ」 「つれないなあ。まあいいや、また明日な」 「あ!蒼待って!」 「え?何?」 「あ、あの、そ、そのだな」 「そのださん?誰?」 「ちがう!こ、これ渡す!」 「お?何それ?」 「こないだの…CD…とお礼」 「お礼?もちろんパンツだよね!」 「いやちがうから!」 「え?パンツじゃないとかあり得ない!」 「あり得ないのはお前だ!」
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