323人が本棚に入れています
本棚に追加
/83ページ
にーには、そんな事に気が付いていない様に、更にワチシに向かってお話を続けているにゃ。
けれどもバロックにーにの続けてくれた話にワチシはびっくりさせられる事になるんだにゃ。
「ユンフォ様はね、ユンフォ様の御父上にあたる方のお仕事の関係で異国の事にも詳しいんだ。
それでライちゃんのおばあちゃんのシトロン・ラベル殿は魔術師でもあるんだけれども、医術にも長けているんだ。
これまで、色んな医術と魔術を重ね合わせた研究や、論文をセリサンセウムの学府に納めているんだよ」
「にゃ~?!」
ワチシはおばあちゃんがとっても凄い魔法使いという事は知ってはいるけれども、医術の方も凄いとまでは知らなかったにゃ。
リコにゃんが治癒術師という、人の怪我や病を癒す為のお仕事に着く為の修行をしている話は、ワチシも聞いていたし、優しくて美人なリコにゃんにぴったりだと思ったニャ。
ただ、そんな事よりもワチシはバロックにーにの話を聞いたなら、居ても立っても居られないと、おばあちゃんの元へと、ダッシュしたにゃ。
後ろから、バロックにーにが"まだ途中だよ?!"っていう声が聞こえたような気がしたけれども、気にしないニャ。
最初のコメントを投稿しよう!