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(…俺は…死んだのか?)
絶望が、困惑が、悲哀と吐き気と共に込み上げてくる。
しかしそこで、景色が変わった。
先ほどの白い空間のように真っ白な壁に床、そして殺風景な室内と一つのベッドに横たわっている俺…
ピッ…ピッ…ピッ…
無機質な機械音が静かな部屋に鳴り響く。
(…助かった…のか?)
しかし、ベッドに寝ている俺は目を覚ます様子がない。
ただ、死んだように顔が青白く、静かな寝息だけが俺が生きている証のように聞こえる。
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