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「クスクス…そんなに怯えなくてもいいよ?…ごめんね?さっきのは冗談。殺しはしないよ?
…だって、君は大切な人なんだから…」
(殺しはしない…)
果たして、それは本当なのだろうか?
目の前のその人の目は…決して、笑ってはいない。
はっきり言って、気持ち悪かった。
その、表面だけの笑顔が…
「君はね?…僕達にとって、とても大切な存在なんだ。
だから…
君を僕達のもとに連れて行くね?勿論君に拒否権はないよ」
そう言って、男は俺にさらに近づいてきた。
恐怖で足が竦むなか、それでも近づいてくる更なる恐怖に怯え、後ずさる。
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