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「おはよう、ゆーき。」
翌日、朝から眩しいぐらいに輝く笑顔を向けられて、昨日のくだらない出来事が吹っ飛ぶ。
「おはよう、まこと、今日も早くからご苦労様。」
「ふふっ。今日もゆーきは優しいね!」
社員50名程の広告代理店で、私は企画部に所属し、まことは受付をしている。
小学校からずっと一緒にいるまことと、同じ会社で働けたのは奇跡に等しいと思う。
徐々に業績が上がり、社員数が少しずつ増え、入社2年目で受付に人を置く事になり、まことに白羽の矢が立った。
体が丈夫ではないまことが、不規則な営業から離れる事に安心したのもつかの間、会社の顔として多くの人目にさらされる彼女がより、心配になった。
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