prologue

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瞬間、少年を中心とした半径約四十メートルが燃えあがる。 先程、全ての魔法を体に受けた少年の体からは様々な所から血が流れている。 「あんな学生に禁忌を使える訳がない!!魔力も足りないはずだ!!撃て!!」 兵士達は攻撃の手を休めない。 が、全て少年に辿り着く前に燃え上がってしまう。 「魔法が燃えるなんて……有りえん!!」 「魔力が足りねえなら、代わりに肉体を使えばいいだけだ」 「貴様!!まさか!!」 ――……G's(ジーズ)だ、落ちこぼれだ呼ばれてたけど……俺はあのクラスで幸せだった。じゃあな、怜弥、みんな。 「最大出力!!肉体を魔力に変換!!焼き尽くせえええええ!!」 叫んだ少年を中心に半径五十メートルは『全て』灰になった。
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