史上最悪のBirthday

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首を振って塞ぐ手を退かせようとするけれど、シャツの襟首から手を入れられ、そのまま一気に下まで下げられた。 ボタンが飛び散り、シャツが全開になる。 反動でネクタイも解けてしまっていた。 フロントに小さなリボンが付いた、ネオンピンクのブラジャーが露わになる。 「んん!」 「へぇ、セクシーな下着してんじゃん。そそるね~」 そう言いながら続けてスカートを捲り、パンツを下げようとする男に、必死の思いで股を閉じる。 口を塞がれて大声も出せず、ただひたすら逃げようと抵抗していた。 「股開けよ。」 なかなか股を開こうとしないあたしを見て、男は痺れを切らせたように太腿を股の中心に擦りつけるように押し当ててくる。 「んっ!」 そしてパンツを下げようとしていた手を止め、そのまま中に忍ばせようとしてきた。 「んん――!ん!!」 それだけは絶対に阻止しようと、身体を必死に捩りまくって抵抗する。 「おい、大人しくしろって!殴るぞ。」 男がそう言った瞬間、小さな靴音が男達の背後から聞こえてきた。 男達の手が止まり、一斉に後ろを振り返る。
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