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☆
パスカ「まぁ、そういう事があって、以来カイトは洞窟恐怖症になっちゃったの。」
ようやく、俺の視点に戻ったか。しかしだなぁ…多分、洞窟恐怖症だけじゃない、と思ったのは俺だけだろうか?当然、パスカも…いや、それはないか。今の状態からしてみれば、これはベタ惚れ状態だもんな。
ハルバート「カイトが洞窟恐怖症で万年発情期の猿野郎だって事がよく分かった。…で、アンジュ、どうするよ?」
カイト「そんなにしょっちゅう発情する変態じゃねぇよ!?」
アンジュ「う~ん…猿に任せられる任務はもうこれぐらいしかないんだけどなぁ」
カイト「無視された上にもう猿と言う酷い名が定着し始めた!?」
パスカ「大丈夫だよ、カイト…たとえ、猿だったとしてもカイトはカイトだよ?」
カイト「フォローになってない!?」
既にディセンダーではなく、猿扱いにされているカイトである。その目から、ちょっと涙が出ていた。まぁ、無理もない事だけど…少々、弄りすぎたかな?
アンジュ「まぁ、男なんて猿同然だけどさ(ボソッ)」
ハルバート「アンジュ、何か言ったか?」
アンジュ「いいえ、男なんて猿同然なんて言ってにいわ」
ハルバート「言ったよ!?今、あんたの口から言ったよ!?」
この期に及んで俺まで猿扱いにされてしまった。カイトにちょっと同情したせいで男=猿になっちまった!つまり、世の中の男は全員猿だってことになっちまうじゃないか!つまり、あのリオンやジューダスも猿になっちまうじゃないか!
それはそれで何か嫌だな。リオンやジューダスは無愛想が合ってるのになぁ。
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