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アウル「またしても…本当に愚かな奴らだ。…私が格闘が専門だと思ったか?…『ファイアーボール』」
アウルは凍り付くような殺気を放出するとともに赤色の魔法陣が足元に浮かび上がり、詠唱後には炎の球体がセネルとコングマンの左右から放たれた。
セネル「っ!?」
コングマン「なっ!?」
セネルとコングマンは距離をその場から離れるも防御が間に合わず、アウルの攻撃は二人の腹部に命中した。
セネル「ぐっ!」
コングマン「うっ!」
後ろに下がって威力を半減させたものの、セネルとコングマンは立っているのが、やっとという感じだった。
アウル「つまらんな…このままでは埒があかないな。そろそろここで幕引きといこうか?」
アウルはつまらなそうにそう言って、右手の指でパチンと鳴らした。
カノンノ(うわぁ、未だにあれがかっこいいとか思ってる人いたんだ。)
人質にとられているのに呑気にそんな事を考えている私だった。
しかし、それも驚く事になる。
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