新たなる脅威

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ー約束する。また会おうカノンノ- また彼の夢だ。最近になって彼の夢ばかりみる。 -必ず帰ってくるから- その言葉を最後に私は夢の世界から切り離された。 ☆ 「起きてください、お嬢様」 誰かが私の布団を揺すって起こそうとしている。…誰かっていうのはわかってるんだけどね。 カノンノ「う…ん…まだ眠いよ、ロックス」 私は起こそうとしている人物、ロックスの対応に布団を深く被った。 ロックス「そういう訳にはいきません。もう皆さん食堂でお待ちです。早く起きて下さい」 カノンノ「…わかった」 私は嫌々、布団から出て起き上がった。たまにロックスってしつこいからやなんだよね。 でも、今まで私を親代わりとして育ててくれたことは感謝している。 私はまだ気怠い気分のまま、パジャマのままで食堂に向かった。 ☆ 「あら?カノンノまた寝坊?仕方ないね」 カノンノ「すいません、アンジュさん。ちょっと考え事をしてました。でも大丈夫です」 アンジュ「考え事?…まぁいいわ。席につきなさい」 バンエルティア号のギルドであるアドリビトムのリーダー、アンジュさんは私の言った事を気にせず、席につくように促された。 「おはようカノンノ」 「最近寝坊が続いてるけど平気?」 カノンノ「大丈夫だよイアハート、パスカ。何でもないから」 イアハート「本当にそうなの?」 パスカ「信じられないなぁ」 私そっくりの女の子、パスカとイアハートは疑っていた。 パスカとイアハートは『彼』がいなくなってすぐの事、それぞれ別の世界からやってきた。 初めて見たときは私やギル ドのみんながびっくりしてたっけ?特にロックスなんか腰を抜かしていたような気がする
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