日常

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「で、暇」 「死ねば?」「あらあら、包丁いる?」 なんと仲がいい姉妹でしょう 二人揃って俺に(永遠の)休みをくれるとは ははは、姉妹の連係プレーに感動して目から涙が おっと勘違いするな 決して紫の手に包丁があるからじゃないんだからなっ! 「まぁ冗談はこれくらいで」 「あら?そうなの?」 「本気にするなっ!」 紫はお茶目だなぁ こう、人差し指を顎に当ててちょっと首を傾げるなんてなんとあざと……可愛いんだ! なんとも片手の包丁がヤンデレ感を醸し出してすごく怖い 「でもさー、そんなに暇ならどっか連れてってよー!」 「そうねぇ、空、私も賛成よ」 「運転しなきゃじゃん。めんどーい、いってらっしゃ「行くわよね」…………はい」 「よし、さて茜ちゃん、準備しましょうか」 「さっすがお姉ちゃん!使えない誰かさんとは違って有能ね!」 「ふふ、あなたも準備ね。五分で」 「それは難し………て、もう行きやがった」 どっか行くっていってもデパートだろうなぁ…… 女性の買い物は長い その法則にうちの女性も外れずにすげー長い かつ荷物持ちは俺な訳だが……… 「ま、いっか」 それで終わっちゃう俺も俺だよなー うん さて 日常のはじまりはじまりー‘’ っと まぁ 日記のはじまりはこんな感じかな 「どうよ」 「いや、どうよじゃなくて続きを書きなさい!」 「茜ちゃん一緒に寝る?」 「唐突すぎる!」 「だって、冒頭の台詞言わなきゃでしょう?」 「なにそれ初耳!」 つづく
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