想い
2/10
読書設定
目次
前へ
/
10ページ
次へ
私は、本当の人間じゃない。彼の心が生んだ只の幻影にすぎない。小説やイラストの中に、私は何度も描いて頂いているけれど、それでも本当の人間になれる訳など、あるはずはない。 私の立場は、タルパという存在。チベット仏教では人工精霊だなんて大げさな名前で呼ばれている。想う力が形を与えてくれる、なんて言われるけれど、私なんかはそんなに尊い存在ではない。 私は、只の妄想のさんぶつでしかないのだから。
/
10ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!