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別れは刻一刻と近づいていた。 あなたを失うなんてこと、思ってもみなかった。 蓮斗は借金返済が終わり気が抜けたのか熱を出した。 「大丈夫?」 会う約束をしていた日に蓮斗は迎えに来てくれたけど 顔が真っ赤でしんどそうだった。 「ねえ、帰ろう?熱あるよ?」 「一人でいたくねえもん・・・」 「ウチおいで!」 蓮斗はなんとか運転をしてあたしの家まで来た。
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