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「よし、行くか」 チケットも買ったし、手を繋いで敷地内に入る。 平日とは言っても、カップルがたくさんいた。 「コーヒーカップ乗ろ!」 「えー目まわんじゃんっ」 「いいじゃん!ね、蓮斗!」 「はいはいー」 蓮斗はいつだってあたしの願いを叶えてくれる。 あたしがしたいと望むこと、 あたしが喜ぶことはなんだって。 いつも笑顔が素敵だった。 蓮斗が笑うとあたしまで幸せになる。
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