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「よし、観覧車乗るか。一番上まで行ってキスすんだろ?」
「バカにしたくせに!」
「してねーよ。俺も話したいことあんだよ」
「うん、分かった!」
観覧車はゆっくりとしたスピードで昇っていく。
「俺さ、親がもういないんだ。
だから、はるかの両親を大事にしたい。
それでまた挨拶行くって言ったんだけど。
ずっとはるかには黙ってたことがあって、
親父が残した借金があってさ・・・」
「借金・・・?」
蓮斗のこと、あたしはなにも知らなかった。
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