5

7/9
前へ
/179ページ
次へ
「よし、観覧車乗るか。一番上まで行ってキスすんだろ?」 「バカにしたくせに!」 「してねーよ。俺も話したいことあんだよ」 「うん、分かった!」 観覧車はゆっくりとしたスピードで昇っていく。 「俺さ、親がもういないんだ。 だから、はるかの両親を大事にしたい。 それでまた挨拶行くって言ったんだけど。 ずっとはるかには黙ってたことがあって、 親父が残した借金があってさ・・・」 「借金・・・?」 蓮斗のこと、あたしはなにも知らなかった。
/179ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加