突然の悲劇

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エレベーターが、7階につき、私は急いで家まで走った。 ランドセルが重くて上手く走れなかったけど、一生懸命走った。 そして、家の前につき、私は急いで鍵を開けた。 「ただいまっ!ねぇ、ママ!」 私は母のいるリビングまで、ドタドタと足音をたてて走った。 「ママ!彩花って何かあったの?宮福さんが、さっきね…」 リビングにいた母は、TVの前で、腰がぬけたように、座っていた。 「何?どしたん、ママ。大丈夫?」 私は母の横に座って、母の体をぐらぐらと揺らした。 「朱音…。どうしよ…。」 母は泣いていた。 「え?何が?何のこと?」 「TV…」 母がTVを指差した。 私は急いでTVに目をやる。
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