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オマケ
《銃声》
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沈黙の雨に打たれ
たどり着いたベッドに 体を投げ出す
泥のような深い眠りに
死と酒の臭いが混じり合う
額に銃口
空のホルスター
心に棲まう 無邪気な子どもが
冷たく微笑み トリガーを引く
渦巻く悪意に 舞い散る羽根
にぎりつぶした手に 滴(したた)る生き血
未知の力は体を駆けめぐり
漆黒の息吹が 脈打ち始める
信じることは下らないって
とっくの昔に知っているから
不確かな世界すらも
受け入れてみせるさ
覚悟なんて 今さらだろう?
凶暴を腕でねじ伏せて
服従する気はさらさらない
力は 更なる力に飢え
欲望を肥大させていく
孤独なのは当たり前だって
とっくに予想してたことで
もしも君が望むなら
すべてぶち壊してみせるさ
愛なんて 今さらだろう?
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この詩はお世話になっている詠波-UTAHA-さんに書いてもらいました。
この詩を読みながら「ガンマン」
を心の奥に小さく残してくださると光栄です。
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