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これは一人の殺し屋の物語
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「ねぇ、お兄さん今日私達と遊ばない?」
俺はビール瓶に入れていたストローから口を放した。
「悪いな、彼女が一応いるからやめとくわ。」
「その彼女さんにいたずらメール送っちゃった❤」
「ぶっ!!・・・マジで?」
「マジで❤」
―彼女にどう言い訳しよう。
「お客様、お電話が入っております。」
後ろからスーツを着た男が電話の受話器を俺に渡す。
「おう、悪いな。」
受話器を受け取った。
「はい、もしもし。」
『進道君、仕事の時間だ。』
上司からだ。
「了解。」
俺は腰のホルスターからコルト45を抜き出した。
「お客様?」
「悪いな。今から仕事始めるわ。」
俺は銃の引き金を引いた。
殺し屋の仕事の始まりだ。
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