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少年の思考回路は突き入れられる前から変わらず、ある思考を渦巻き続ける。
彼女は誰だ。
なぜ彼女は俺を狙う。
死にたくない。
まだ生きていたい。
何気ない朝を迎え、男友達が待つ高校へ向かい、学校生活を送りたい。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
だが無情にも突かれた穴から噴水のように血が流れ、狂った笑いを辺りにこだまさせる女を濡らす。確実に失血死目前である。
そしてその噴水から血が失われるにつれ、感覚がどんどん薄れていく…。
俺は…これから何処へいくのだろう
彼の思考はそこで終わった…。
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