飛び出せ!!!

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しばらくして、今度は第四席谷原雅希と、第八席高野洸彰、第十席の榎津侑希の3人が執務室を訪れた。 雅希の藍の髪は密かに奏海のお気に入り。 理由に色は全く関係なく、単に短いツンツンした髪を触るのが好きだからだ。 群青の髪、白い瞳を持つ洸彰。 彼は席官の中では3番目に背が高い。 ちなみに1番は巧で2番は三鷹である。 侑菜の双子の兄、侑希。 侑希も金髪に青い目だ。 髪の長さと身長が違うため、判別は出来るが、それ以外は本当にそっくりだ。 雅希「隊長、お疲れ様です。 今日の宴会のことですが、先程、十番隊の松本副隊長に十四番隊隊士以外は参加出来ないのかと問われました。 返事はどうなされますか?」 奏海「是非来てくださいと言いたい所なんだけど、今日はねぇ…」 洸彰「やっぱりそうですよね…」 奏海「う~ん、今日はちょっと…」 侑希「じゃあ一応断っておきます」 奏海「うん、後でちゃんと謝っとく。 わざわざありがとう」 雅希「いえ、お仕事中失礼しました」 洸彰「引き続き頑張ってください」 奏海「はーい」 3人が去り、奏海はまた忙しく筆を走らせた。
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