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日が沈み、ようやく奏海は仕事を終えた。
奏海「よし、終わった!
あとは宴会に行くだけ~♪」
奏海は大きく伸びをすると、椅子から立ち上がって洗面所に向かった。
顔を洗い、鏡を見た。
そしてふと左目を押さえて呟いた。
奏海「"コレ"とも今日でお別れだなぁ…」
何を指してか、奏海はそう言うと、宴会が行われる食堂へと足を運んだ。
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食堂。
奏海「皆、お待たせ!」
食堂には十四番隊隊士が全員集まっていた。
奏海「皆、1年間、本当にお疲れ様!
こうして無事に十四番隊結成1周年記念祝賀会を開けるのも皆のおかげです!
今日は感謝を込めてこの時間を作りました!
皆、楽しんでねー!」
歓声が上がった。
奏海の挨拶で宴会は始まった。
そう、今日は十四番隊結成1周年を祝う日なのだ。
遅くなってしまったが、1年という節目を全員で祝うべく、皆、仕事を終わらせ、集まっていた。
奏海「たっくんー!」
巧「はーい!
んー?どこだ?」
自分を呼ぶ奏海の声は聞こえるが、なんせ奏海は小さい。
この人混みの中ではなかなか見当たらない。
奏海「ここだよー!」
3メートル程向こうで奏海の頭が出たり引っ込んだりしている。
巧は素早くそこに向かい、奏海を見つけ出した。
奏海「ご飯取りに行くよ!」
巧「はいはい」
奏海は巧と共にバイキング形式になっている食事を取りに行った。
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