飛び出せ!!!

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しばらく食事を楽しみ、一段落ついた頃、前方に作られた壇上に奏海が登った。 奏海「はい、注目ー!」 辺りは一瞬で静まる。 奏海は壇上で1つ咳払いをした。 奏海「一応、隊長として、挨拶をさせていただきます! 皆、1年間本当にありがとう。 最初はあたしも分からないことばかりで、いっぱい迷惑かけました。 でも、皆が協力してくれて、毎日楽しく過ごせたし、仕事もこなすことが出来て、本当に感謝してるよ。 まだまだ頼りない隊長だけど、これからもよろしくねっ」 隊士たちから拍手が沸き起こる。 壇上から隊士たちを見渡して、奏海は改めて、ある覚悟を決めた。 奏海「…今日は皆に言っておきたいことがあるの。 落ち着いて聞いてね」 巧でさえも、知らない出来事だった。 話があるなんて一言も聞いていない。 一体何を言うのだろう、という疑問が、隊士たち全員に浮かんだ。
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