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「よっしゃああぁ!」
突如、一行の前に上から男の子が飛んできて、着地した。
白薔薇は目を見開く。
目の前には、白薔薇と変わらないぐらいの男の子で、肩には若い烏を乗せ、半袖短パン。髪は淡いオレンジをメインに、前髪が濃いめのオレンジ。メッシュのようだが、地毛と見受ける。瞳も淡いオレンジ。そして、草履サンダル。
「・・・なんだ?あんたら?」
彼が口を開いた。カーカー、と肩の烏が鳴く。
「・・・なんだ、旅人か」
そう言って、一人で勝手に納得すると、彼は黒薔薇達が進んでいく方向へと去っていった。
呆然と、一行はしばらくその場で立ち尽くしていた。
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