第1回 幻想剣士と外道剣士

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カルマ「どんどん行くぞ。 『何処からか幼なじみヒロインが現れて伝説の剣を 投げ渡してくれるのを待つ』。 ……それは相手に殺してくれって言ってるようなもんじゃないか?」 流星「そこで諦めちゃダメだぜ」 カルマ「いや諦める以前の問題だろ。 ヒロインな幼なじみなんてそうそういねぇだろうし」 竜哉「え?」 流星「え?」 芽杜「え?」 カルマ「……え、何? 何でみんなこっちを凝視すんの?」 竜哉「……よーし、アホは放っておいて次行くぞー」 流星「だぜー」 芽杜「ははは……」 カルマ「ちょっ、何だよお前等のその露骨な目逸らし! どういう意味だ!」 竜哉「ナンナンダロウネー(棒)。 さて次、『「ふふふ、私の得物は剣ではなく銃だったの だー!」で乗り切る』」 流星「その手があったか!」 カルマ「ねぇよ! 元から銃が武器だろお前! あと竜哉は何で棒読みなんだよ!」 芽杜「竜哉さん、次に行きましょう」 竜哉「そうだな」 カルマ「あるぇ!? 俺ゲストにすらスルーされてね!?」 竜哉「流星、この部外者をつまみ出せ」 流星「アイサー!」 カルマ「部外者じゃねぇよ! アシスタントだろ!?」 竜哉「自覚してるならアシスタントらしく働け」 カルマ「ハメられた! ……って、流星お前は何故俺の襟首を掴んでんだよ?」 流星「え? つまみ出せって竜哉が」 カルマ「真に受けんなよ!」 芽杜(うわぁ……) 竜哉「明日は我が身だぞ(ボソッ」 芽杜「え」
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