11人が本棚に入れています
本棚に追加
縛は守が乗り移ってる私の体を指差して言った
縛に抱き寄せられて何かいわれた時
体が軽くなって縛に触られてる感覚が無くなった
縛に体をあずけていた私の体は勢いよくバランスを崩した
手から地面に突っ込むと目を閉じた瞬間
幽霊に抱き寄せられて助かった
守に体をのっとられていた時
ずっと守が恥を引いたビジョンと後悔の念が流れ込んでいたのを思い出した
『お前。泣いてるのか?』
縛に言われて顔に手を当てると涙が流れていた
『あ。何でもないよ』
笑顔を作って何にもなかったように振舞った
『気晴らしに来たのにごめんね』
私はそう言うと幽霊はすっと何処かに消えていった
最初のコメントを投稿しよう!