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守、いやこの世の名前は前谷 大気さんの本心をきいたのだろう惟子さんは
涙を流しながら大気さんと何回もいって抱き締めた
「まも、じゃなかった、大気さん…今すごく喜んでいます」
私の言葉は気休めにならないかも
しれないけど言いたかった
「ありがとう」
「はい?」
「あの人に会わせてくれて」
私は複雑な気持ちだった
結子さんは私から守が離れたのを悟ったのか
それとも見えているのか私じゃない方向をじっと見つめてから言った
「大丈夫よ。あなたなら次の世も私に出会えるわ」
私は守をみた
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