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 俺の名前はプレコと言う。今、後部座席で俺を放ったらかしにして子供と遊んでいるプラティさんと軍の暗殺者としてコンビを組んでいる。    マフィア時代に暗殺の訓練を受け今は軍の指揮下に入っている。      それがベタと言う子供を届けると言う雑用を任されている。プラティさんも不満を漏らしていた。    プラガットと言うらしい父親が軍の関係者らしいが自分で送って欲しいと言っていた。子供が嫌いな俺としては宅配便でも良い。    しかも届け先が親戚の家だと言う。父親は暗殺者を便利屋と勘違いしているらしい。      ちなみにプラティさんの主な不満の理由はあの上司に威厳がないから雑用を任されたのではないかと言う物だった。    雑用、そう雑用だ。銃を渡されたから何か危険があるから仕方なく任されたと思ったがプラティさんは本当に危なかったら護衛の専門家に任せると言っていた。      銃を渡される時も危機感がなかった。普通は万が一の時のため等と言って渡すが上司は「新しいから撃たないで、ちゃんと返してね」と言って渡して来た。
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