覚醒

9/9
前へ
/9ページ
次へ
この状況なにかで見た………。 たしか……、 スパ〇ボのアンソロジー………。 なら、この状況をつくっている奴がいて多数の仲間、そして私の行動に制限をつけている。 つまり、この戦いはターン制の戦略シミュレーションなわけだ………。 そしてそいつの意識では無く能力そのものが全員の能力をそのゲームの枠に収めその上で数を利用して相手を倒す。 看破してしまえば後は作業だったが、さすがにゲームとして戦える範囲に能力を落とされルールに縛られたら気がつかねば心が身体より先に負けてしまうだろう。 なぜなら奴ら全員が1ターン終えるまでこちらは受けにまわるしかない。 そして一撃ようやく先制してもまたすぐ敵のターンになる。 気がつかなければ自分のリズムを崩されることになるだろう。 看破した私はそのターンの流れを意識してリズムを作りながら時間こそかかるもの敵の数を減らしていた。 そして数時間かけて私は戦う気でいた最後の一人だろうか? を残し奴らを全て殺した。 そいつは青い鎧を纏いその鎧は後光のようなパーツを背中につけていた。 それを確認した時、そいつは浮かび上がり現れた穴から剣をとりだし、私に切り掛かってきた。 あれの破壊力はヤバい……。 ゲームの枠に収められた私は一撃で死ぬくらいの威力をこちらのターンになって理解した。 このルールで必ずよけるためには………。 私の中でコミックが実体化して………ない? なら………、 私は分離して別の形に合体した。 片腕の肘より先がドリルになった……。 よし、相手の状況からしてターンは過ぎてない。 私は相手の認識より素早く相手の目の前にあらわれ高速回転させたドリルで突き上げた。 それは確実に相手の身体に大穴を開け相手を吹っ飛ばした。 だが、そいつは起き上がり私の目の前にあらわれ、次の瞬間私は飛び掛かる前にいた場所にいる。 その移動はいい……。 だが、そいつはドリルであいた穴などなくなっており、何事もなかったかのように鎧の一部を開きそこに何かのエネルギーを溜めていた。 HPがかなり高い。 もしくはターンの切り替え後すぐに攻撃モーションに入ったからダメージを確認出来なかったのか? 対して数十人屠った私は無傷に見えるが確実にダメージを蓄積している。 見た目その他では解らないが、累計して骨一本はいっている。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加