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あー、そうそう。
今日私の幼なじみの日系アメリカ人が親が亡くなったとかで祖母の家(私の家の隣)にやってくるらしい。
そんな訳で向こうが覚えているかも怪しい幼なじみの所へ私は向かっていた。
ピンポーン
「はーい」
そう聞こえて数秒後……出てきた背の高い男に私は問い掛けた。
「タイタス?」
「イエース。
ユーはもしかしてカナエ?」
「うん」
その後簡単に挨拶を済ませ、彼の家に入り、数分間いろいろはなしてお互いに今でも親友でいれた事を確認してから能力の話になった。
「俺の能力は……」
そういいながらタイタスは何も無い所から気味の悪い古そうな本を取り出して私に表紙を見せてからこう続けた。
「このネクロノミコンを使い冒涜的な道具を取り出したり魔術を使うことさ」
親がクトゥルフ神話オタだからってリアルタイタス・クロウにならなくても……。
ちなみに彼の名前はタイタス・九郎・ベリントン。
日本では九郎と、海外ではタイタスと呼ぶように頼んでるらしい。
私もであって数日は九郎と呼んでいたけど見た目がアメリカ人っぽいのでフルネームを聞いてからはタイタスと呼んでいる。
「私の能力は私が拒否するものやしているものを遮断するバリア。
まあ、ATフィ〇ルドを張る能力よ。
多分ア〇カみたいに投げるのもできるはず……。
誰にも言わない?」
「ああ。その能力の事?」
「違う……のかな?」
「言わないから話してみな」
タイタスと二人でいる時ならもの凄い事ができそう。
そんな予感と好奇心が私に普段隠している本当の能力について話そうと思わせた……。
「信じるよ……。
ネクロノミコンを貸して」
「いいけど、どうするんだ?
君には読めない本なのに………」
「中身について少しは知識があるからね………」
そういいながら私は引き出しにネクロノミコンを入れた。
「バルザイの円月刀!」
そういうと私の左手には円月刀が握られていた。
「!?」
「まあ、デモン〇イン関連のモノでも同じ事やれるだろうけど……」
「その引き出しが関係するのかい?」
私は自分の本当の能力について説明をしてそれを秘密にするようにタイタスに頼んでそれが了承されてからネクロノミコンを取り出しと彼にかえした。
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